お客さまの声一覧

Clients’ Voice

文章力、企画力、対応力。すべてが揃っている。

津田塾大学経営企画課 赤石明大様(左)、河野友香様(右)

津田塾大学のガイドブック制作を主導した、経営企画課の河野友香様と赤石明大様。企画提案、ディレクション、インタビュー記事の取材・執筆など、9カ月におよぶプロジェクトを通じて感じた弊社に対する印象を、率直に語っていただきます。

スッと心に届くやわらかな文章に惹かれた。

最初にご依頼いただいたお仕事は、Webコンテンツ「INTERVIEW津田塾大学を語る」(以下、Webコンテンツ)の取材・執筆でした。

河野:はい。他大学の広報誌で、フリッジさんが執筆しているインタビュー記事が目に留まったのがきっかけです。とても読みやすくて、言葉がキラキラと輝いていました。さっそくフリッジさんのコーポレートサイトを訪れると、言葉やコンテンツに対する思いが、心地良い言葉選びで綴られていたのです。琴線に触れるやわらかな文章に「素敵だな」と思った記憶があります。

ご相談いただいた際に「校正回数を減らしたい」とのご要望をいただきました。

河野:従来のWebコンテンツでは、初稿が提出された後の校正・推敲に大きな手間がかかっていました。せっかくプロのライターに執筆を外注しても、本学のスタッフやインタビュイーが大幅に手直しをしていたのでは、依頼する意味が薄れてしまいます。この状況をどうにか改善できないものか。そう模索していた矢先に出会ったのがフリッジさんでした。

「修正の少なさには自信があります」とお答えした記憶があります(笑)。

赤石:まさに宣言通りでした。以前は3、4回行っていた原稿の出し戻しが、1回で済むようになりましたから。そればかりか、修正内容も軽微なものばかりになりました。

河野:文章のクオリティが格段に上がっただけでなく、キャッチやタイトルも見違えるほど良くなりました。「読んでみたい!」と思わせる、端的でパワーのある言葉がつくようになったのです。

出し戻しの過程においても、修正依頼にくまなく応えてくださるのはもちろん、主旨を踏まえた上でより良い言葉や伝え方を提案してくれます。「そうそう、これを求めていたのよ!」と膝を打つこともしばしばです。

軽やかに核心を突くインタビュー

インタビューにおいて何か感じられたことはありますか。

河野:いい意味でフランクですよね。学生たちの多くは、インタビューを受けることに慣れていません。フリッジの皆さんは壁を作らず語りかけてくれるので、インタビュイーもリラックスして話せます。

赤石:取材を受けた教員や学生から「自分のつたない話がこんなに分かりやすい文章にまとまるなんて」と喜びの声をもらう機会も増えました。インタビューで話を深く掘り下げ、エッセンスをもれなく原稿に反映してくれるからでしょう。

河野:そもそも、事前に入念な下調べをしてくださっているから、核心を突いた問いかけが的確にできるのではないでしょうか。これもフリッジさんならではだと思います。

本学の魅力を表現するバラエティに富んだコンテンツ企画。

Webコンテンツの原稿を初めてお納めした翌日に、ガイドブック制作の企画コンペにお誘いいただきました。

赤石:ガイドブックの発注先を検討していた際に、Webコンテンツの制作で確かなパフォーマンスを発揮してくれたフリッジさんが有力候補に上がりました。長期に及ぶガイドブック制作のパートナー選びには、本来とても慎重になります。まだお付き合いが浅かったフリッジさんに安心してお願いできたのは、Webコンテンツにおけるインタビューや原稿のレベルの高さを目の当たりにしていてこそです。

ありがとうございます。ガイドブックの制作にあたっては、貴学よりいくつかの課題を共有していただきました。

河野:そのひとつが、本学の魅力がスピーディに把握できるページを設けたいという希望でした。毎年、本学はさまざまな大学が一堂に会する高校生向けの進学相談会に参加します。他大学がガイドブック一冊だけでスマートに説明をしているのを横目に、本学はガイドブック内を行き来し、他の資料も持ち出しながら、説明に四苦八苦していたのです。大学の魅力がガイドブック内で分散していたことが大きな原因です。これを改善したいと、かねてから思っていました。

このご要望から生まれたのが、貴学の魅力を凝縮した「Why TSUDA?」でした。

河野:これは特にお気に入りのページです。もちろん、これに限らず私たちの要望に対して柔軟な発想で応えてくれるのもフリッジさんの良さだと思っています。ちょっとした相談にも、バラエティに富んだアイデアを瞬時に出してくださいます。発注先のコンペでは、この企画力が決定打となってフリッジさんに制作を依頼するに至りました。

赤石:学内の担当者だけでは、ときに視点が凝り固まってしまいがちです。大学関係に限らず、多様な業界でお仕事をされているフリッジさんだから、幅広い視点からユニークな提案ができるのではないでしょうか。雑誌のような誌面構成を持ち出してくださったこともそのひとつです。「さまざまな媒体のいいところ取りをしよう」とご提案いただいたことは新鮮でした。

相談のしやすさも、クオリティのうち。

ほかに、制作パートナーにはどんなことを求めますか?

赤石:個人的には、些細なことでも相談しやすいことです。いつもフリッジさんの親しみやすい雰囲気に助けられています。ガイドブックに掲載する校内の桜並木を撮影する際に、このことを強く実感しました。満開の時期は1週間と短いうえに、今年は開花が予報より急に早まったのです。急遽フリッジさんに相談し、当初の予定を前倒ししたことで、満開の桜を撮影できました。そもそも、桜並木の写真でキャンパスの魅力を表現するアイデアも、フリッジさんからのものでしたね。

イレギュラーな対応という意味では、「合格者リーフレット」の制作もガイドブックと並行してスタートしました。

河野:これは津田塾に合格した受験生に送るフライヤーのようなもの。さまざまな進学先候補から、本学を選んでもらう最後のひと押しをすることが目的です。ガイドブックより一足早く用意するのですが、合格発表が迫る中で、新たに取材を行う時間がないことから、ガイドブック用に行ったインタビューを元にコンテンツを制作することに。急遽動きだしたプロジェクトにもすんなりと対応してくれたフリッジさんのフットワークの良さに感謝しています。

赤石:合格者リーフレットは、ガイドブックとは異なりページ数も限られます。これを踏まえて、フリッジさんは津田塾の魅力が端的に伝わるように構成してくれました。合格者リーフレットに限らず、当初の企画段階では詳細が定まっていないことが多い中、フリッジさんは走りながら一緒に考えてくれる心強いパートナーです。

これからも新たな視点をもたらしてほしい。

改めてガイドブックの制作を振り返って、出来ばえはいかがですか。

赤石:担当者としての満足度は100点です。毎年、在学生にガイドブックを評価してもらうアンケートを実施していますが、回答者が倍増したうえに、評価点も高まりました。前年度版よりも文字数を減らしたコーナーが少なからずありましたが、「物足らなくなった」という感想はなく、総じて「読みやすくなった」と評価されたことにホッとしています。

河野:このガイドブックだけを携えて進学相談会に臨める。そんな1冊が完成しました。提案時にいただいたアイデアの中で、まだ実現できていない有力な企画も残っています。今後はそれらを形にしていきたいですね。

ぜひとも。今後ともよろしくお願い申し上げます。

津田塾大学 様

1900年に、前身の女子英学塾を津田梅子が創立。以来、英語教育と女性の高等教育を牽引してきた国内トップクラスの女子大学。